乾燥肌(梅田院長コラム)

初めてのコラムからあっという間に1か月が経ってしまいました。

 

まだ日中は蒸し暑さを感じますが、だんだん秋から冬にかけて増えてくるのは、「皮脂欠乏症」つまり「乾燥肌」、そして乾燥からくる「かゆみ」の相談です。

 

冬は湿度が低くなり外気が乾燥すると、肌の水分も奪われてしまいます。
肌が乾燥する原因は、外気の湿度の低下だけではありません。
加齢洗いすぎも原因になります。

 

肌の水分がなくなると、肌の表面の角質層と呼ばれる部分がはがれてカサカサになり、肌のバリア機能が低下するため、わずかな刺激にも肌が反応してかゆみとして表れます。

 

 

かゆみがあると、ついつい掻いいませんか?

かゆいからといって掻いてしまうと…「ヒスタミン」というかゆみを起こす物質が皮膚の中で放出され、さらにかゆみがでます。
そして『かゆみ→掻く→かゆみ→掻く』というかゆみの悪循環になります。
また掻きすぎてしまい傷になり、痕になってしまうこともあります。

 

皮膚の乾燥を感じたら、早めに手を打ちましょう。

 

まずはお風呂で毎日、洗いすぎてはいませんか?
『毎日ボディーソープをスポンジにつけて洗っている』場合は、洗いすぎかもしれません。
できれば固形石鹸を泡立てネットで泡立てて、手洗いにしましょう。
腕や脚などスポーツをして汚れているわけではなければ、毎日洗う必要もありません。
週に2-3回程度洗えば十分でしょう。

 

それでも乾燥を感じる場合は保湿剤(ボディーローションなど)を塗りましょう。
特にお風呂上りすぐに塗るのが大切です。

 

市販の保湿剤では乾燥がよくならない、かゆみがおさまらない、赤くただれてきた…などあれば早めに皮膚科にかかり相談してください。