日焼け

表参道皮膚科院長の梅田さやかです。

患者さまから「ネットで症状を調べたら怖くなって…」と相談を受けることがよくあります。

ネットにはさまざまな情報があって惑わされますよね。

少しでも役に立てる情報を提供できればと思い、コラムを立ち上げました。

お付き合いいただければ幸いです。

 

 

初回は「日焼けと日焼け後のケア」について

 

 

日焼け(日光皮膚炎)は、日光によるやけどの一種です。

 

日にあたって8~12時間でピークになり、皮膚が赤くはれて、ほてってピリピリし、ひどいときは水ぶくれをつくることがあります。痛みは数日続くこともあり、眠れないなど生活に支障がでた経験がある方もおられるでしょう。

 

やけどと同じくひりひりするときは、まずは濡れタオルや、氷水、保冷材などで冷やすといいです。

貼るタイプの冷却シートはまれにかぶれることがあるので、やめておきましょう。

 

痛みが強いときは、皮膚科にかかりましょう。ステロイド剤の塗り薬を使用すると炎症が早くおさまります。

ひりひりがおさまった後は、保湿をしましょう。保湿はできれば皮めくれがおさまるまで塗るといいでしょう。

 

日焼けをした後に「シミをつくらないようにしたいんです!」という患者さまの声もよく聞きます。

ただし一度日焼けをしてしまうと、それをなかったことにするのは難しい話です。

 

少しでもそのリスクを減らすとすると、はじめの炎症をできるだけ早く抑えてあげたほうがいいので、冷やす・皮膚科にかかりステロイドの外用を処方してもらうのがいいでしょう。

 

また炎症が収まった後は、メラニン(シミのもととなる色素)の生成を抑えてくれるビタミンC誘導体の入った化粧水を使うのも一つです。

 

まだまだ紫外線の強い日が続きそうですので、曇っていても紫外線量が多いので、皆様ぜひ日焼けのし過ぎにはご注意ください。

 

 

地黒なのが昔からトラウマ気味 梅田さやか