皮膚科・形成外科

副乳

生まれつき乳房の数が多いのを多乳房症といい、過剰な乳房を副乳といいます。副乳は、わきの下から正常乳頭を通り太ももの内側に至る弓なりの線上にみられることがほとんどです。
男性の100人に1人、女性の20人に1人にみられる疾患です。大きさはさまざまで、黒子(ほくろ)と区別できないものから、乳首の近くに存在するもの、年齢とともに乳腺組織が発育して、乳房として大きく膨らんでくるものもあります。月経周期と関連して、しこりが大きくなったり、痛みがでてくることもあります。 極めてまれに副乳から悪性腫瘍ができることがあります。治療は、手術で副乳組織を取り除きます。
 全身麻酔が必要な場合は、大学病院にご紹介致します。